モーニングとは昼間の男性の第一礼装の一種で、『カット・アウェイ』『フロックコート』とも呼ばれています。結婚式での新郎や新郎新婦のお父様、卒業式での学校長、各種式典での主催者代表や主賓などが着用します。
モーニング一式はジャケット・コールズボン・ベストの3点がセットになっています。
ひとつ留めのフロントボタンが特徴で、慶事の際は内側についたボタンで拝み合わせるように留め、弔事の際は通常のスーツと同様に外側のボタンで留めます。シャツは正装に相応しいウィングカラータイプのものかレギュラーカラータイプのものを着用します。小物はサスペンダー・カフス、足元は黒の靴下・プレーンの革靴を着用する事が最近の風潮です。
モーニングの歴史は18世紀のイギリス貴族の乗馬服に由来し、乗馬用に前裾を大きく斜めに切った形状(カットアウェイ)になっています。